ビシュケクからオシュ、オシュからパミールハイウェイへ
話は戻り、2012年に初めて中央アジアを旅した時のことです。
ビシュケクの「南旅館」で沈没ライフを送っていましたが、私は当時、大学院の夏休みを利用して旅をしていたので、そろそろ次の国タジキスタンへ行かないといけません。
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オシュバザールへ行き、オシュ行きの乗り合いタクシーを捕まえました。
物を売っているエリアではなく、たくさんの車が止まっているエリアです。その辺の人に「オシュ?」などと言うと、場所まで連れて行ってくれるはずです。
オシュバザールではタクシー運転手の人たちの客の取り合いが激しく、私は腕を色んな方向から引っ張られたり、勝手にバックパックをトランクに入れられたり、結構痛かったのですが、それにも増して、とても強引で笑ってしまいました(笑)
乗り合いタクシーは、乗る人数や車の種類によりますが、大体800~1200ソムです。乗客が集まり次第出発なので、1時間少し待ちました。
出発前にドライバーと乗客全員が、手を合わせていました。イスラム教と関係があり、これは食事の後も見られる光景ですが、この時はとても神聖に感じたのを覚えています。
夕方18時間頃に出発した乗り合いタクシーは、深夜の23時半に途中休憩のチャイハナに着きました。
夕方に夜ご飯をしっかり食べたので、お腹は空いておらず、チャイだけ飲んでいました。
しかし、乗り合いタクシーで同乗した人たちが、それぞれ魚、鳥、ショルポの羊、羊のマンタをくれました。とても豪華なプレートになり、嬉しくなった私は全て平らげてしまいました。
その後、朝の5,6時にオシュに到着しました。
オシュを観光したかったのですが、時間がなく、バザールや賑わっている通りをブラブラした後、乗り合いジープのある「チョンアライバーザ」へそのまま向かいました。タジキスタンのムルガーブへ向かうためです。
「バーザ」はロシア語で基地という意味ですが、「チョンアライバーザ」もなかなか独特な雰囲気でした。一言で言うと「山小屋」です。
民家を改造して、旅行基地にしたような感じで、男女別のごろ寝の部屋(ベッドは3つ位ありました)があります。シャワーは、バーザから5分程歩いた所に公共浴場があります。
近くの食堂へ行ってご飯でも食べたかったのですが、ジープ代を支払ったら、もう50ソムしか手元にありませんでした(笑)なので、バーザの食堂で、「チャイとナンを下さい」と言って出てきたのがこちらです。
アプリコット、アプリコットのジャム、ナン、ボルサック、チャイの素敵なプレートです。ジープの出発時間もわからず、次いつご飯にありつけるかわからない私は全てたいらげました。
こちらが私が乗ったジープです。